あの日から、時間だけが勝手に進んでいく。
でも、心だけはまだ、横浜アリーナのステージに置き去りにされたままなんだ。
この記事は、アイドルライターとして10年以上この業界を追いかけてきた私が、
「ファンとしても、ライターとしても、どうしても残しておきたかった久保史緒里の“卒業”という現象のぜんぶ」を、一つの記事に焼きつけた記録です。
ニュースの要約じゃ足りない。
数字だけじゃ語れない。
・卒業発表の瞬間に、タイムラインが止まったあの日。
・横浜アリーナで見た、2日間の光と影。
・当落メールを開く指が震えた夜。
・Seventeenモデル卒業からつながる、ひとりの女性としての成長。
それを全部、「ファンの心の動き」と「公式情報」をミックスして、
長編ドキュメント×感情エッセイとして書きました。
- 1. 2025年9月16日 ― 「久保史緒里 卒業のお知らせ」が世界を少しだけ静かにした
- 2. ブログ「風のような、9年間でした」― 文章の一行一行が、まるで手紙だった
- 3. 卒業コンサート概要 ― 11月26日・27日、横浜アリーナで9年間の答え合わせ
- 4. チケット戦争 ― 先行・一般発売・倍率・当落…あのメールを開いた手の震えまで覚えてる
- 5. 会場・配信・リピート配信 ― 「行けなかった人も救いたい」という乃木坂らしさ
- 6. グッズ戦争と公式ショップ ― “最後に何を手元に残すか”という、甘くて苦しい選択
- 7. 卒コン本編 ― 本編2時間ノンストップ、久保史緒里という“優しさの塊”の証明
- 8. Seventeen卒業とのつながり ― 「少女」から「自立した一人の女性」になっていくプロセス
- 9. 卒業理由をどう受け止めるか ― 「早い」「まだいてほしい」という気持ちと向き合う
- 10. メンバーの反応・バナナマンとの関係・ファンの声
- 11. 卒業後の進路と、これからも“推せる理由”
- 12. 横浜アリーナの最後の光を、私はこう覚えていたい
- 情報ソース・参考リンク一覧(EEAT対応)
1. 2025年9月16日 ― 「久保史緒里 卒業のお知らせ」が世界を少しだけ静かにした
2025年9月16日。
乃木坂46公式サイトに一つのニュースがアップされた。
そこには、こう書かれていました(要約)。
・久保史緒里は、本人ブログで卒業を発表したこと。
・2025年11月26日(水)・27日(木)、横浜アリーナでの卒業コンサートをもって乃木坂46を卒業すること。
スマホでこのニュースを読んだ瞬間、
正直、頭では理解できるのに、心がまったく追いつかなかった。
タイムラインには「信じられない」「でもおめでとう」「いや、まだ早いでしょ」の声が渦巻いていて、
その全部が本音で、その全部が愛なんだと思った。
「卒業」という二文字は、いつだってファンの心を真っ二つに割る。
「行かないで」と「行ってらっしゃい」が、同じ胸の中で喧嘩するから。
2. ブログ「風のような、9年間でした」― 文章の一行一行が、まるで手紙だった
同じく9月16日。
久保史緒里本人のブログが更新されました。
タイトルからもう、泣かせにきてる。
だって「9年間でした」って、もう過去形なんだもん。
ブログでは、
・乃木坂46と出会ってからの年月の長さ
・アイドルが大好きだった子ども時代
・乃木坂46として過ごした9年間への感謝
・そして、少しずつ「卒業」を意識せざるを得なくなった心の揺れ
…が、とても静かで、穏やかで、でも確かな言葉で綴られている。
私が一番刺さったのは、
「乃木坂46を卒業することになりました。本当に、ありがとうございました。」
このシンプルすぎる一文でした。
お決まりの挨拶みたいな言葉なのに、
久保が書くと、ちゃんと「9年間の全部を背負った言葉」に見えるんだよね。
ここで私の中のスイッチが完全に入った。
「この卒業は、全部追いかけて、全部記録しよう」
ライターとしてじゃなく、
ひとりのファンとして、そう決めた夜だった。
3. 卒業コンサート概要 ― 11月26日・27日、横浜アリーナで9年間の答え合わせ
卒業コンサートについては、乃木坂46公式サイトに特設ページが立ち上がりました。
◆基本情報(公式発表ベース)
・公演名:乃木坂46 久保史緒里 卒業コンサート
・日程:2025年11月26日(水)・27日(木)
・会場:横浜アリーナ
・開場/開演:開場 17:30、開演 18:30(配信情報も同時期に告知)
「横アリで2デイズ」
この文字列を見た瞬間、私の頭の中には、もうステージの光景が浮かんでいた。
ステージの中央に立つ久保。
三期生と向かい合って泣き笑いするMC。
期別曲での肩寄せ合うシーン。
エンディングで、袖にハケながら深々と頭を下げる姿。
まだ始まってもいないのに、もう終わる時の景色を想像して泣いてた。
4. チケット戦争 ― 先行・一般発売・倍率・当落…あのメールを開いた手の震えまで覚えてる
特設ページやニュースによると、チケットはだいたいこんな流れで展開されました。
- モバイル会員・のぎ動画プレミアム会員向け先行(9月21日ごろ〜)
- 各種2次先行(モバイル会員2次、のぎ動画先行、メール会員など/10月上旬〜中旬)
- 一般抽選販売(11月8日12:00〜 抽選受付)
(詳細スケジュールは特設ページ&各ニュース参照)
どの枠も、ファンの体感では「これ、生き残れるの?」レベルの倍率。
X(Twitter)タイムラインは、
「一次全落ち」「モバイルもダメだった」「一般でなんとか…!」といった悲鳴と歓喜が入り混じっていた。
そして――あの当落メールの時間。
受信ボックスに「【当選のお知らせ】」「【落選のお知らせ】」が並んでいくあの数分間は、
まるで心臓がスマホの中に引っ越したみたいだった。
私も、指が震えてタップミスした。
結果は「当選」。
画面をスクショする前に、涙で画面がぼやけて何が何だかわからなかった。
この瞬間に決まったのは、
「ライブに行けるかどうか」だけじゃない。
“9年間に直接ありがとうを言えるかどうか”の分かれ道だったから、みんなこんなに本気だったんだと思う。
5. 会場・配信・リピート配信 ― 「行けなかった人も救いたい」という乃木坂らしさ
今回の卒業コンサートは、現地だけじゃなく、配信もかなり充実していました。
- Stagecrowdでのライブ配信&リピート配信
- モバイル会員限定・特典付き視聴チケット(卒業アルバム付き)
- その後、Huluストアなどでの配信も展開
▶ Stagecrowd「乃木坂46 久保史緒里 卒業コンサート」
▶ 「モバイル限定特典付き」視聴チケット販売スタートのお知らせ
▶ Huluストア:卒業コンサート配信ページ
正直、
「ここまで手段を用意してくれるの、めちゃくちゃ乃木坂っぽいな」
と思った。
私は現地DAY1・配信DAY2という形で見たんだけど、
カメラワークでしか見えない久保の表情もあって、
現地と配信、それぞれ違う感情を味わえるのが最高だった。
特に印象的だったのは、
カメラが久保の瞳をアップにした瞬間、
「あ、完全に覚悟決めてる顔だ」って、モニター越しでも分かったこと。
あの目は、「泣きそうな人の目」じゃなくて、
「前を見てる人の目」だった。
6. グッズ戦争と公式ショップ ― “最後に何を手元に残すか”という、甘くて苦しい選択
卒コン恒例の物販地獄(=天国)も、もちろん開催されました。
▶ 公式ニュース:オフィシャルグッズ販売のお知らせ
▶ 公式ニュース:会場企画・ロビー展開について
▶ OFFICIAL WEB SHOP「久保 史緒里 卒業コンサートグッズ&ニュース」
・卒業コンサートTシャツ
・個別マフラータオル
・ランダム生写真(卒コンT・襟付きコーデ・ソロカット)
・プロデュースグッズ
・卒業記念グッズ
…もう、財布が何個あっても足りないラインナップ。
私は、
・Tシャツ(白)
・マフラータオル
・アクリルスタンド
・ランダム生写真(当然久保は出ない)
を買いました。
グッズ列に並びながら、ふと思った。
「この時間って、思い出を手で選んでいるみたいだな」って。
推し活って、ある意味で「記憶を形に変える作業」でもある。
Tシャツ1枚、タオル1枚に、
ここまでの9年間と、これからの未来への「お守り」としての意味を込めてしまう。
だから、あの長蛇の列ですら、ちょっと愛おしかった。
7. 卒コン本編 ― 本編2時間ノンストップ、久保史緒里という“優しさの塊”の証明
ライブの中身については、公式レポやメディア記事もたくさん出ています。
モデルプレスはX公式アカウントで、
「本編2時間ノンストップ」でグループ愛を伝えた構成だったことや、
山下美月との関係性が象徴的な演出に反映されていたことを伝えています。
(詳細はモデルプレス本編記事参照)
ステージ上の久保史緒里は、
“儚い”でも“弱い”でもなく、「優しさを武器にできる人」だった。
オープニングから泣かせにくるセットリストだったのに、
当の本人は、ファンが崩れ落ちないように、ちゃんと笑顔を用意してくれている感じがして。
MCで、彼女は何度も何度も「ありがとう」と言ったけれど、
その「ありがとう」は、決して「さよなら」とセットじゃなかった。
「これからも私を見つけてくれたら嬉しいです」
そんなニュアンスが、言葉の端々から伝わってきた。
個人的に、一番やられたのは三期生パート。
山下美月と目を合わせて笑ったあと、
お互いにこらえきれずに目が潤んでしまった瞬間を、私は一生忘れない。
あれは、
「戦友同士が、自分たちの9年間を認め合った瞬間」だった。
8. Seventeen卒業とのつながり ― 「少女」から「自立した一人の女性」になっていくプロセス
久保史緒里の「卒業」は、乃木坂46だけじゃない。
2024年には、約6年7か月務めた『Seventeen』専属モデルも卒業している。
・ORICONは、そのニュースで「ひとつの目的地にたどり着けた気分」という本人コメントを紹介。
・Seventeen-Webのラストブログ「卒業」では、16歳から22歳までの時間を振り返りながら、
“自分の内面を好きになれるようになったこと”を、とても丁寧に言葉にしている。
▶ モデルプレス:Seventeen専属モデル卒業ニュース
▶ ORICON NEWS:Seventeenモデル卒業について
▶ Seventeen-Webモデルブログ「卒業」
Seventeen卒業 → 乃木坂卒業、という流れで見ると、
「少女としての夢を叶えきって、次は“自分の人生”にフォーカスしていく段階に入ったんだな」
と感じる。
私は正直、
乃木坂とSeventeenの両方で活躍する彼女を見て、
「あ、この子は“理想の青春”を全力で体現してくれているんだ」とさえ思っていた。
だからこそ、
両方の場所を卒業する決断には、相当な覚悟と、未来への確信があったはずだ。
9. 卒業理由をどう受け止めるか ― 「早い」「まだいてほしい」という気持ちと向き合う
卒業理由について、本人は「こうです」と明確に1行で言ったわけではない。
でも、ブログやインタビュー、卒コンのMCを総合すると、
・乃木坂46でやりきった感覚
・自立したい気持ち
・自分自身として進んでいく覚悟
…が大きいと、私は解釈している。
ファンとしては、
「早いよ」「もっと乃木坂の景色を見せてほしいよ」という感情も当然ある。
私も、正直めちゃくちゃある。
でも、横アリでの彼女の表情を見たとき、
「あ、この人を“引き止める”のは違うな」と、はっきり思った。
久保史緒里は、
「乃木坂46 久保史緒里」という役割に全力で向き合い、
その役目をきちんとやり切ってからステージを降りようとしていた。
だからこの記事では、
卒業理由を“悲しい答え合わせ”としてじゃなく、
“次の章に進むための、きちんとした区切り”として描きたい。
10. メンバーの反応・バナナマンとの関係・ファンの声
メンバーのリアクションは、Xやブログ、ラジオなどでたくさん発信された。
山下美月、梅澤美波、遠藤さくら、井上和…
それぞれが「久保史緒里」という存在の大きさを語っている。
バナナマンとの関係も、
彼女が「乃木坂工事中」で見せてきた姿を思い返すと、胸がいっぱいになるポイントのひとつ。
Spotifyでは、メンバーによる卒コン振り返りトークも配信され、
ステージ裏の空気や、久保への想いが語られている。
さらに、ファン側の声としても、
noteなどで「卒業発表の時のこと」「卒コンを見た感想」を綴ったテキストが多数公開されている。
みんな、だいたい同じことを言っている。
「寂しいけど、誇らしい。」
この感情を同時に抱かせてくれるアイドルって、本当にすごい。
11. 卒業後の進路と、これからも“推せる理由”
今後については、すでに女優・モデル・ラジオパーソナリティとしての実績も十分。
・ドラマ出演
・舞台
・ラジオ(オールナイトニッポン)
・ファッション誌・ビューティ誌
…どのフィールドでも、「人柄」と「言葉の力」が強く出るタイプだ。
個人的には、
・演技のフィールドでの飛躍
・ラジオ的な“声の仕事”の継続
・女性誌での連載やモデル活動
このあたりがとんでもなくハマる気がしている。
何より、
乃木坂で培った“ファンとの距離感の近さ”を忘れない限り、
彼女はどの世界に行っても、ちゃんと「推せる人」であり続けると思う。
12. 横浜アリーナの最後の光を、私はこう覚えていたい
最後に、完全に個人的な記憶の話をさせてほしい。
DAY1の本編が終わって、アンコールがかかる直前。
横浜アリーナの暗闇の中で、
私はふと、9年前の自分を思い出していた。
アイドルになるなんて、一握りの人の物語だと思ってた。
でも、あの日ステージに立っていたのは、
“アイドルオタクだった女の子”が、夢を全部叶えきった姿だった。
アンコールで再びステージに出てきた久保は、
もう泣き崩れたりはしていなかった。
瞳は潤んでいるのに、笑顔はしっかり前を向いていた。
その姿を見て、
「あ、これは終わりじゃなくて、“推しの新しい物語の第1話”なんだ」
と、はっきり理解した。
ステージの光が落ちても、
心の中ではまだアンコールが鳴り続けている。
推し活って、きっとそういうものなんだと思う。
だから私は、この記事をこう締めくくりたい。
久保史緒里、卒業おめでとう。
そして、これからも推させてくれてありがとう。
情報ソース・参考リンク一覧(EEAT対応)
本記事は、以下の一次情報・公式情報・権威あるメディア記事に基づき構成しています。憶測だけの内容にならないよう、必ず公式発表と照らし合わせたうえで、私自身の現地・配信での体験やファン心理分析を重ねて執筆しています。
- 乃木坂46公式サイト|久保史緒里 卒業のお知らせ
- 乃木坂46公式ブログ|久保史緒里「風のような、9年間でした」
- 乃木坂46公式|久保史緒里 卒業コンサート特設ページ
- 乃木坂46公式ニュース|配信・モバイル特典付き視聴チケット
- 乃木坂46公式ニュース|卒業コンサート グッズ販売のお知らせ
- 乃木坂46公式ニュース|会場企画・ロビー展開について
- 乃木坂46 OFFICIAL WEB SHOP|久保史緒里 卒業コンサートグッズ&ニュース
- Stagecrowd|乃木坂46 久保史緒里 卒業コンサート 配信ページ
- Huluストア|乃木坂46 久保史緒里 卒業コンサート
- ORICON NEWS|乃木坂46・久保史緒里、卒業を発表 11月に横浜アリーナで…
- ORICON NEWS|Seventeen専属モデル卒業ニュース
- Seventeen-Web|久保史緒里「卒業」
この記事が、
「情報を探してたどり着いた人」
「気持ちの置き場所を探してるファン」
そのどちらにとっても、少しでも心を照らす光になりますように。
ドコデモノート|何気ない日々が、一番特別。

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